歯並びが悪くなる5つの原因と対策
歯並びは親からの遺伝が関係する場合と生活習慣が影響して悪くなる場合があります。
遺伝的な要因は対策をすることが難しいのですが、日常的な習慣は改善することが可能なケースが多いです。
ただし、歯並びが原因で悪習癖を引き起こしている時には、歯並びやかみ合わせの改善が必要なことも。
そこで今回は、歯並びが悪くなる5つの原因と対策について詳しくご紹介します。
原因1 口呼吸
通常は、鼻で呼吸する鼻呼吸が正しいのですが、口で呼吸をする口呼吸になってしまうことがあります。
口呼吸は、口を開けたまま呼吸をすることが多く、頬や唇からの圧がかかりません。
歯並びは、口を閉じていることで、適度な力がかかっており、バランスを保っていますが、口呼吸をしているとこのバランスが崩れてしまいます。
そうすると、歯が前に出てきてしまい、歯並びがガタガタになったり、出っ歯などの可能性が高くなったりします。
対策
口呼吸で歯並びが悪くならないように、鼻呼吸にするように心がけましょう。
ただし、出っ歯や受け口などが原因で口が閉じにくく、口呼吸になっている場合もあります。
そのまま放置しても、歯並びがきれいになる可能性は少ないので、歯並びを整えるために矯正をおすすめします。
矯正で歯並びが整うと、口元の印象が変わりますし、歯ブラシが当てやすくなるので、むし歯や歯周病などのリスクも軽減します。
また、しっかり噛めることで食事の際に消化しやすくなるなどメリットが多くなります。
原因2 舌を出すくせ
舌を前に出すくせがついていると、前歯が出てきてしまったり、前歯がかみ合わなくなってしまったりします。
それほど大きな力ではないように感じがちですが、日常的に舌が下がって、前歯を押していると少しずつ歯が動いてしまいます。
対策
舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分です。
この位置に舌がついていると、歯を押すことがないので、正しい位置に舌を置くように意識しましょう。
はじめは、舌が下がっていたことで、舌の筋力も低下しています。
少しずつ慣らして舌を正しい位置に置ける習慣を身につけましょう。
原因3 頬杖をつく
普段何気なく頬杖をつく方もめずらしくないと思いますが、頬杖をついて、片側ばかりに力がかかり続けていると、歯並びやかみ合わせのバランスが崩れてしまう可能性があります。
特に下顎がずれてしまいやすく、かみ合わせが悪くなり、顎関節症のリスクが高くなってしまうこともあります。
対策
頬杖の習慣は意識することが大幅に改善されやすい悪習癖です。
また、頬杖をついていると、姿勢が悪くなっていることが多いので、背筋を伸ばして姿勢を整えることを意識しましょう。
原因4 片方ばかりで食べる
かみ合わせのバランスが悪い場合や、むし歯や歯周病などのトラブルがある時にはその場所を避けて食事をしてしまいがちです。
そうすると、どちらか偏った方ばかりで食事をして、片方に負担がかかってしまいます。
対策
むし歯や歯周病などで片方ばかりで噛んでいる場合には、お口の中のトラブルを解決しましょう。
むし歯や歯周病は、細菌感染症なので、そのまま放置しているとほかの歯もむし歯や歯周病のリスクが高まります。
しっかり噛むことができるように、お口の環境を整えましょう。
また、お口の中に問題がなくても、どちらか噛み癖がついている場合もあります。
その場合も左右バランスよく噛むことを心がけることで改善されやすいです。
ただし、気づかずにかみ合わせのバランスが崩れて可能性があります。
どちらか噛みにくい場合には、一度歯科医院で相談しましょう。
原因5 爪かみ・指しゃぶり
指しゃぶりや爪かみは歯を押してしまうため、歯並びが悪くなったり、前歯がかみ合わない開咬になったりする可能性があります。
お子さんの指しゃぶりは3歳くらいまでは、気持ちを安定させることもあると考えられており、無理に止めさせると負担になることもあります。
ただし、4歳を過ぎてからも指しゃぶりを続けているようであれば、歯並びの影響も考えられるため、徐々にやめるように促していきましょう。
対策
すぐに止めることが難しい場合もあります。
負担にならないように、少しずつ声かけをして行きましょう。
難しい場合には、歯科医院でも声かけをしていくこともできます。
ご家族の方からいわれるより、歯科医師や歯科衛生士からお話することで、指しゃぶりが改善する場合もあります。
その場合は、定期検診と一緒に相談してみましょう。
爪かみも衛生的にもよくないくせなので、同様にやめるようにしていきましょう。
【まとめ】
歯並びが悪くなる悪習癖はできるだけ早く改善した方がよいくせです。
そのまま放置すると、さらに歯並びが悪くなってしまうこともあるため、なおすようにしましょう。
ただし、歯並びが悪くなっていることで、そのくせが起きている場合には、歯並びやかみ合わせを改善する必要があります。
当院では、歯並びやかみ合わせの改善のための矯正治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。
当院はJR大阪駅北口から直結、グランフロント大阪南館4階にございます、関西は大阪梅田、岸和田市、京都市、和歌山市に分院があります。
当院のマウスピース矯正の症例数は年間900症例以上(※)あり、ブルーダイヤモンドプロバイダーを受賞しております。関西でインビザライン矯正をお探しの方は一度無料相談(相談検査費無料)にお越しください。
※2022年度グループ全体のマウスピース矯正症例数
治療内容
カスタムメイドで制作されたマウスピースを定期的に交換しながら少しずつ歯に適切な力をかけて歯並びを整えていく矯正治療です。
標準的な費用(自費)
矯正治療費、相談・検査・診断料 無料、調整料 無料
インビザライン(マウスピース治療)
217,800円〜822,800円(税込)
治療期間及び回数
症状によりますが、一般的に2年前後の治療期間となります。
通院回数は、治療段階によりますが、通常2〜3ヶ月に1回です。
副作用・リスク
装着時間が少ないと治療期間が長引く可能性があります。
他の矯正治療法と同様に、疼痛・歯根吸収・歯肉退縮の可能性や適切な保定をしないと治療後に後戻りすることがあります。
医薬品医療機器等法(薬機法)に関する記載事項
・インビザライン完成物は、日本国内において薬機法未承認の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
尚、インビザラインの材料自体は、日本の薬事認証を得ています。
・「インビザライン」は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザリアン・ジャパン社から入手しています。
・日本国内においては、同様の医療機器が薬事認証を得ています。
・インビザライン・システムは、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けています。(2020年10月時点)