インビザラインが痛い?原因と対処法とは
「インビザラインで痛みが出たらどうしよう……。」
インビザラインをスタートしようと思っている方も痛みがあるか心配になる方もいるのではないでしょうか。
矯正の中でもインビザラインは痛みが少ないといわれていますが、状況によって少し痛みを感じるケースもあります。
インビザラインをスタートする前に、どのような時に痛みが出て、その対処法を知っておくと、痛みに対応しやすくなります。
痛みには原因がありますので、その原因と対処法について詳しくご紹介します。
目次
【歯の痛みは歯が動いている状態】
インビザラインだけでなく、矯正をしていると歯が動く時に痛みが出ることがあります。
歯を動かす距離は無理のない範囲で動かしますが、歯が動くと痛みを感じる物質が出ます。
少しずつ動かすので、痛みには個人差がありますが、ある程度痛みを感じても問題があるわけではありません。
ただし、強い痛みがあれば矯正が成功というわけではありません。
痛みが強く、それが続く場合には何か問題が起きている可能性があります。
痛みにもいくつか原因がありますので、その原因をご紹介します。
【インビザラインの痛みの4つの原因と対処法とは】
1 矯正をスタートして始めてマウスピースを装着した時
インビザラインをスタートした時には、締め付けられるような痛みを感じることがあります。
これは、今まで顎の骨にしっかりと固定されている歯を、少しずつ動かすために力がかかるので、違和感を覚えやすいようです。
マウスピースに慣れる期間で、2〜3日で落ち着くことがほとんどなので、基本的には心配がありません。
この期間を乗り越えると、マウスピースに慣れてきます。
「この痛みがずっと続くのでは」とマウスピースの装着をやめてしまう方もいますが、慣れるまでの期間なので、最初の痛みを乗り越えることが大切です。
痛みの対処法
少しずつ歯を動かしていくので、まだ慣れないうちは、固い食べ物を避けましょう。
歯に負担がかかると痛みが出やすいので、マウスピースをしたばかりのころは、やわらかいものを食べると、歯に対する負担を軽減します。
また、インビザラインを一日20時間以上装着することを推奨していますので、始めは慣れるようにすることが大切です。
痛みが気になりにくい「睡眠前」やほかのことに集中している「仕事中」や「授業中」は痛みに意識が向きにくくなるのでこの時間からスタートする方法もあります。
2 しばらくマウスピースをしていなかった時
マウスピースをしばらくしていなかった時も痛みを感じることがあるようです。
これは、まだ完全に歯が動いていないので、元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きている可能性があります。
1ヶ月以上期間があいてしまうと、痛みが出る可能性が高まります。
痛みの対処法
しばらくマウスピースを装着していなかった時の対処法は、「決められた時間きちんとマウスピースを装着すること」です。
また、1ヶ月以上期間があいてしまうと、「後戻り」が起きている可能性が高いので歯科医院に相談することをおすすめします。
インビザラインは、決められた時間マウスピースを装着することを前提に治療計画を立案しています。
マウスピースをつけていない時間が増えると、治療期間の延長につながります。
3 アタッチメントが当たる時
インビザラインを使った矯正では、歯の表面に「アタッチメント」を装着します。
マウスピースがぴったりフィットするためのアタッチメントですが、歯の表面につけるので粘膜に傷を作ってしまうことも。
マウスピースをつけている時は問題ありませんが、食事をする時などに当たってしまう可能性があるのです。
痛みの対処法
アタッチメントで痛みを感じている場合には、まずは歯科医師に相談しましょう。
当たっているアタッチメントを研磨したり、ワックスを使用して保護する方法もあります。
患者さまの状態を確認して、どの方法がよいかご相談させていただきます。
4 マウスピースの縁が当たって痛い
マウスピースは奥歯まで覆う構造になっていますが、マウスピースの縁が歯ぐきに当たると痛みが出る可能性があります。
痛みの対処法
マウスピースが歯ぐきに当たって痛い場合には、マウスピースの調整ができます。
無理に我慢せず、ご来院ください。
【まとめ】
患者さまによって痛みの感じ方はさまざまで、少し圧迫される感じがするといった感想を持たれる方が多いですが、スタートしたばかりの時は違和感を感じやすいようです。
痛みが出た原因によって対処法も違いますので、マウスピースを装着したばかりの時以外で対処が難しい場合にはお気軽にご相談ください。
当院はJR大阪駅北口から直結、グランフロント大阪南館4階にございます、関西は大阪梅田、岸和田市、京都市、和歌山市に分院があります。
当院のマウスピース矯正の症例数は年間900症例以上(※)あり、ブルーダイアモンドプロバイダーを受賞しております。関西でインビザライン矯正をお探しの方は一度無料相談(相談検査費無料)にお越しください。
※2022年度グループ全体のマウスピース矯正症例数
治療内容
カスタムメイドで制作されたマウスピースを定期的に交換しながら少しずつ歯に適切な力をかけて歯並びを整えていく矯正治療です。
標準的な費用(自費)
矯正治療費、相談・検査・診断料 無料、調整料 無料
インビザライン(マウスピース治療)
547,800円〜822,800円(税込)
治療期間及び回数
症状によりますが、一般的に2年前後の治療期間となります。
通院回数は、治療段階によりますが、通常2〜3ヶ月に1回です。
副作用・リスク
装着時間が少ないと治療期間が長引く可能性があります。
他の矯正治療法と同様に、疼痛・歯根吸収・歯肉退縮の可能性や適切な保定をしないと治療後に後戻りすることがあります。
医薬品医療機器等法(薬機法)に関する記載事項
・インビザライン完成物は、日本国内において薬機法未承認の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
尚、インビザラインの材料自体は、日本の薬事認証を得ています。
・「インビザライン」は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザリアン・ジャパン社から入手しています。
・日本国内においては、同様の医療機器が薬事認証を得ています。
・インビザライン・システムは、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けています。(2020年10月時点)