タバコのヤニ、コーヒーの着色に。歯科クリーニングで、ご自身の歯が持つ本来の美しい色へ
「念入りに歯磨きしているのに、黄ばみが全然落ちない…」「口元が気になって、思いきり笑えない…」そんな根深い着色汚れに、長年悩まされている方も多いのではないでしょうか。ご家庭でのケアでは落としきれない歯の汚れは、実は普段の歯磨きだけでは除去が難しい特殊なものかもしれません。
本稿では、なぜタバコやコーヒーによる色素沈着がご自宅でのケアでは落ちないのか、その背景にある理由と、専門家によるケアで「あなた元来の歯のクリアな輝き」を取り戻すための具体的なステップを、分かりやすくご案内します。
目次
なぜヤニ・コーヒーの汚れはセルフケアで落ちないのか?
- 頑固なステインの固着
- コーヒーやお茶、赤ワインといった食品の色素、さらにはタバコに含まれるタール成分は、「ステイン」という形で歯の表面に付着します。これらは、歯の表面を保護する「ペリクル」という薄膜に強く結合し、定着してしまうのです。
- 着色を助長するバイオフィルム
お口の中の細菌が集まって作る、粘り気のある膜「バイオフィルム」も着色の原因となります。この膜は歯磨きだけでは落としきることが困難で、色素が沈着しやすい口内環境を生み出してしまいます。
市販されている歯磨き剤は、歯のエナメル質を傷つけないよう開発されている分、一度固着したステインやバイオフィルムを分解する力は穏やかです。
プロの技術で徹底除去!当院の「ウルトラファインバブルクリーニング(PMTC)」
そんなセルフケアの限界を超えるのが、歯科医院で行う専門的な歯の清掃、通称「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」の略称です。
当院では、通常のPMTCに加え、ホワイトエッセンス独自の「ウルトラファインバブルクリーニング」をご提供しています。これは、ISO規格で定められた1マイクロメートル以下の目に見えない超微細な泡を活用し、歯ブラシが届かない歯間部や歯周ポケットの深部までアプローチする先進的な技術です。
タバコのヤニや長年蓄積されたコーヒーの着色など、頑固なバイオフィルムの深層まで、この微細な泡が入り込み、歯を傷つけることなく優しく、かつ徹底的に汚れを剥がし取ります。このアプローチにより、着色汚れの除去はもちろん、将来的な虫歯や歯周病、口臭リスクの軽減にも繋がります。
クリーニングによるビフォーアフター【症例写真】
※術前術後の画像は一切の加工・修正は行っておりません。
【重要】クリーニングとホワイトニング、目的と役割の違い
クリーニングでご自身の歯が持つ元々の色合いが回復すると、「現状よりも、さらに明るい白さを目指したい」という想いが生まれることもあります。「クリーニング」と「ホワイトニング」では、そもそも目指すゴールが異なる点を把握しておくことが大切です。
- クリーニングの目的
- 付着した汚れを取り除き「その人本来の歯の色に戻す」こと。
- ホワイトニングの目的
- 「元々の歯の色から、さらに上の白さへと導く」ための専門的な施術。
その状態から、さらなる白さを追求する選択肢としてホワイトニングを検討するのが、最も効果的で美しい仕上がりへの近道です。
施術のステップと、料金や通院頻度の目安
クリーニングの基本的な進め方
口腔内のチェックとカウンセリング
現在の歯の状態と付着している汚れを確認します。
歯石の除去(必要な場合)
大きな汚れの塊である歯石を先に取り除いていきます。
ウルトラファインバブルによる歯面清掃・研磨
専用の機器で、ヤニや固着したステインを徹底的に除去していきます。
仕上げ・コーティング
歯の表面を滑沢に磨き上げ、きれいな状態が長持ちするようにします。
料金と頻度の目安
当院のウルトラファインバブルクリーニングは、自費診療となります。料金の詳細はメニューページをご確認ください。
日々の生活スタイルや着色の付きやすさには個人差がありますが、健やかな口内を維持するためには3〜6ヶ月に1度の定期的なケアをおすすめしております。
歯のクリーニングに関するQ&A
- クリーニングだけで歯は白くなりますか?
- クリーニングは歯の表面の着色汚れを落とすため、多くの方が「歯が白くなった」と感じられます。しかし、これはご自身の歯が持つ本来の色に戻った状態です。元々の歯の色以上に白くしたい場合は、ホワイトニングが必要になります。
- 施術に痛みはありますか?
- 当院では痛みを最小限に抑えるよう丁寧に施術を行いますが、歯石が多く付着している場合や、知覚過敏の症状がある方は、一時的にしみたり響いたりする感覚を覚えることがあります。不安な方は遠慮なくお申し付けください。
- 保険適用のクリーニングとは何が違いますか?
- 保険適用のクリーニングは、歯周病治療の一環として行われるため、目的が「歯石の除去」に限定されます。一方、自費のクリーニング(PMTC)は、審美的な目的(着色除去)や、より高度な予防(バイオフィルムの破壊)を目的としており、使用する機器や時間、仕上がりのツルツル感が大きく異なります。
まとめ
長年諦めていたタバコのヤニやコーヒーによる色素沈着も、歯科医院のプロフェッショナルな清掃であれば、見違えるほどキレイになる可能性があります。特に当院の「ウルトラファインバブルクリーニング」は、歯に優しく、かつ徹底的に汚れを除去し、あなた本来の歯が持つ透明感を引き出すお手伝いができます。
清潔感あふれる明るい口元は、あなたの笑顔を一層輝かせます。長年の歯の色の悩みをリセットするために、まずは一度、プロのクリーニングをご体験ください。
■歯のクリーニング
内容:歯石取り(スケーリング)、フロッシング、PMTC、舌クリーニングなど
費用(自費):9,900円~13,200円(税込)
期間、回数:通常1日、1回(内容により異なります)
副作用・リスク:知覚過敏の方は、刺激を感じる場合があります。
■UFB(ウルトラファインバブル)クリーニング
内容:高い洗浄効果を生み出すウルトラファインバブルが含まれる特別な水を使用したクリーニングです。通常のクリーニングと同じ時間をかけて施術を行うことで、目に見えない細かな汚れもしっかりと取り除くことが期待できます。
費用(自費):13,200円(税込)
期間、回数:通常1日、1回(内容により異なります)
副作用・リスク:知覚過敏の方は、刺激を感じる場合があります。