矯正期間の短縮につながる?オルソパルスとPBMヒーリング
「できるだけ矯正期間を短くしたい……。」
特に結婚式や就職などこの日までに矯正を終らせたいと思っている方は、矯正期間を短くしたい方もいるのではないでしょうか。
インビザラインを早く終わらせたい方におすすめの「光加速矯正装置」があります。
この装置を使用すると、矯正治療の効果を促進できるので、矯正期間を短縮できます。
光加速矯正装置にも種類があり「オルソパルス」と「PBMヒーリング」があります。
そこで今回は光加速装置のオルソパルスとPBMヒーリングについて詳しくご紹介します。
目次
【矯正期間を短縮できる光加速装置】
光加速装置は、お口の中に近赤外線を当てて、細胞を活性化します。
そうすると、骨の代謝が活発になって矯正の速度を促進できる装置です。
・矯正期間が短縮できる仕組み
矯正は、強く力をかけすぎても、歯の負担がかかりグラグラしてしまうなどのトラブルにつながります。
また、少し押したり引いたりしても、歯はあごの骨にしっかり埋まっているので動きません。
歯の矯正は、少しずつ歯を動かしますが、適切な持続的な力をかけます。
そうすると、歯の力をかけた方向に「破骨細胞」ができて、骨が吸収されます。
そして、歯が動いた方の骨には、「骨芽細胞」ができて新しい骨ができます。
これらの働きを「リモデリング」と呼び、繰り返すと歯が少しずつ動きます。
光加速装置は、近赤外線の働きを利用して、細胞を活性化し、このリモデリングのサイクルを早めます。そうすると、通常のマウスピースの交換時期よりも早めに交換が可能で矯正期間を短縮できるのです。
このように光を当てて細胞を活性化させる治療を「フォトバイオモジュレーション」(PBM)といいます。
フォトバイオモジュレーション治療は痛みを緩和させる治療にも使われますが、細胞を活性化するので、コラーゲンを作る効果を利用した「リフトアップ」「しわ取り」などの美容医療や増毛などの治療に使われています。
【光加速装置の3つのメリット】
メリット1 装置による痛みの緩和
インビザラインはほかの矯正装置に比べて痛みが出にくい装置ですが、光加速装置を使用することでより痛みを感じにくくなります。
特に新しいマウスピースにした時のキツさや締め付け感が緩和されます。
メリット2 治療期間を短くできる
インビザラインのマウスピースの交換時期は一般的に7〜10日ですが、光加速装置を使用すると最短で3日まで短縮ができるので、矯正期間を半分程度にできることになります。
歯並びを大きく動かさなければならない場合には、矯正期間が長くなってしまうことが多いのですが、この装置を使用すると大幅に期間を短縮できます。
メリット3 マウスピースを清潔に保ちやすい
治療期間を短くできるので、マウスピースの交換時期が早くなります。
その分マウスピースをきれいな状態で保ちやすいです。
マウスピースを清潔な状態に保ちやすいので、口内環境にメリットがあります。
【オルソパルスについて】
オルソパルスの使用方法はとても簡単です。
充電ができるケースなので、ケースに6時間入れておくと使用できます。
1日1回上と下に分けて5分ずつの合計10分間装置をくわえるだけで、テレビや本を読んでいる間で装置を使用可能です。
オルソパルスを使っている時はじんわりと温かい感じがします。
本体にはスイッチもコードもなく、口の中にくわえると光を照射します。
オルソパルスはケースに入れると充電ができ、アプリとも連携できるので、使用状況やマウスピースの交換時期を管理ができます。
ただし、オルソパルスは日本では販売中止になって入手が難しくなりました。
【PBMヒーリング】
PBMヒーリングも光加速矯正装置です。
仕組みも同じで近赤外線を使用して、フォトバイオモジュレーション治療を行いますが、2021年に新しく改良されたPBMヒーリングは最新のバッテリーやLEDを使用して、およそ2倍の照射力を実現しました。
照射時間も上下各4分ずつの計8分で照射時間も短縮されています、使用方法もオルソパルスと同様に1日1回上と下に分けてくわえるだけです。
オルソパルスとの違いは、コードがついていて、有線で使用する点です。
オルソパルスのデメリットとして、故障率が高いことがありましたが、有線にして壊れにくい装置を実現しました。
また、構造も改良されて、奥歯までしっかり照射ができるようになりました。
そのほかには、歯科医院によって費用は異なりますが、オルソパルスに比べて比較的費用を抑えて治療ができることが多いでしょう。
【まとめ】
光加速矯正装置を使用すると、近赤外線を照射するだけで、痛みも少なく矯正期間も短縮が期待できます。
歯並びを大幅に動かすケースでは、2〜3年間矯正期間がかかることもあります。
患者さまの矯正の負担を減らすために、光加速矯正装置は有効です。
矯正の期間で不安やお悩みがある方はぜひ1度お気軽にご相談ください。
当院はJR大阪駅北口から直結、グランフロント大阪南館4階にございます、関西は大阪梅田、岸和田市、京都市、和歌山市に分院があります。
当院のマウスピース矯正の症例数は年間900症例以上(※)あり、ブルーダイアモンドプロバイダーを受賞しております。関西でインビザライン矯正をお探しの方は一度無料相談(相談検査費無料)にお越しください。
※2022年度グループ全体のマウスピース矯正症例数
治療内容
カスタムメイドで制作されたマウスピースを定期的に交換しながら少しずつ歯に適切な力をかけて歯並びを整えていく矯正治療です。
標準的な費用(自費)
矯正治療費、相談・検査・診断料 無料、調整料 無料
インビザライン(マウスピース治療)
547,800円〜822,800円(税込)
治療期間及び回数
症状によりますが、一般的に2年前後の治療期間となります。
通院回数は、治療段階によりますが、通常2〜3ヶ月に1回です。
副作用・リスク
装着時間が少ないと治療期間が長引く可能性があります。
他の矯正治療法と同様に、疼痛・歯根吸収・歯肉退縮の可能性や適切な保定をしないと治療後に後戻りすることがあります。
医薬品医療機器等法(薬機法)に関する記載事項
・インビザライン完成物は、日本国内において薬機法未承認の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
尚、インビザラインの材料自体は、日本の薬事認証を得ています。
・「インビザライン」は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザリアン・ジャパン社から入手しています。
・日本国内においては、同様の医療機器が薬事認証を得ています。
・インビザライン・システムは、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けています。(2020年10月時点)